注文住宅ができるまでにはどれくらい時間がかかるの?
2019年12月14日注文住宅ができるまでにはどれくらいの時間がかかるかは、一般に知られていません。完成までの期間は一律に決まっている訳ではありませんが、特別な事情が無い限り、一定の期間内に収まります。着工から工事完成と引き渡しまでの期間を知ることで、予算を含めた計画が立てやすくなるはずです。実際の工事は約半年ほどですが、土地探しから敷地と地盤の調査に始まって引渡しまではさらに期間が必要です。設計から業者との契約を経て着工し、竣工調査を含めた完成までの期間は8ヶ月~15ヶ月ほどかかります。
注文住宅は土地が決まっている場合は完成までの期間は予測が可能です。しかし、土地探しが必要な場合は、はっきりした期間は示せません。土地探しは一般に簡単ではなく、時間がかかることも珍しくは無いのです。土地が決まっていない場合は土地探しを先行させ、目途が立ってから住宅に着手することが正解となります。土地の取得が不透明なのは、相手がいるからで、土地の売買は売主と買主の合意が必要なのです。
敷地と地盤の調査で弱い地盤が見つかった場合は、改良に時間が必要です。文化財などが出土した場合は、予定は大きく延長されることになります。そのような不測の事態がない限り、8ヶ月~15ヶ月がおおよその期間となるのです。業者との契約は計画や予算が決まってから実行されます。計画が変更になった場合は予算も変わるので、契約までは進めません。計画と平面プランの決定までの長さは、その後の日程に大きく影響するのです。
建築確認申請を取得できれば、工事を始めることができます。工事が着工になれば、よほどのことが無い限り、工事の目途は立ちます。竣工調査と引き渡しの時期にも一定の目途を付けることが可能となるのです。注文住宅の取得する時間の特定ができないのは、土地が決まらない場合と軟弱な地盤が出た場合など、土地がらみに限られます。文化財の出現も無く、土地に問題が無い場合は日程は立てやすくなるのです。
注文住宅の建築において、施主が日程を狂わすことがあります。途中で施主による変更が出た場合は、工事の日程は狂う事態に至ります。変更が可能なのは実施の平面が確定するまでとなり、その後の変更は難しくなります。特に、建築確認申請の提出後や、現場が始まってからの変更では、工事の大幅な遅れが見込まれます。そのようなことが無いように、施主は一定の時期を過ぎてからの変更は控えるほうが無難です。