二世帯住宅を建てるなら注意しておくべきポイント
2019年09月30日二世帯住宅を建てる場合は注意したいポイントがあります。二世帯住宅で大切なことは、それぞれの世帯がルールを決めることでトラブル回避する姿勢です。住み分けは必要ですが、生活用品を折半しない工夫も必要です。生活用品の種類に応じて責任を分担し、お互いが暮らしやすい方法を考えることが大切となります。生活費も実情に応じて折半かそれぞれかに定め、合意することが大切です。
二世帯住宅には様々な形があり、無理ない共同生活を営むことが必要となります。トラブル回避のためにルールを決めることは効果的で、住み分けの種類を話し合うことが先決です。棟を同じくしても、上下階で世帯を分けるか、壁を挟んだメゾネット型ですっかり区分けする方法もあります。全ての生活を区分することで、お互いが気兼ねなく生活することができるのです。その場合は生活費の折半しないで、全てが別々の生活になります。
緩やかな別居の形としては、玄関を一つにしてキッチンを二つ設けることで、家の中で生活を分けることが考えられます。ポイントは随時の明確な区分で、食事はそれぞれ別にとることになるのです。最も密接な二世帯住宅は玄関もキッチンもいっしょにし、同一の家族として生活する方法です。この方法では生活費の折半などの工夫が必要で、お互いが合意できる方法を考えることが大切です。
二世帯住宅が成功するポイントは、お互いが無理の無い生活をすることです。どちらかの世帯が過度な我慢を強いられる方法は長続きしません。計画ではハウスメーカーの担当者と世帯ごとに別々に話し合うことも必要な場合があるのです。上下階で世帯を分ける場合でも、インターホンなどで会話を可能とし、お互いのコミュニケーションを図る工夫が必要となります。
よほど納得しあった仲でなければ、キッチンは分けたほうが無難です。キッチンは主婦の城としてお互いに譲れないところなので、使い分けできることが必要となります。世帯間を完全に区画する場合は、騒音や振動が伝わりにくい構造が必要です。間の壁は共同住宅と同じ仕様とし、音や振動を伝わり難くします。そのことにより、お互いが遠慮の無い生活をすることができるようになります。二世帯住宅に決まった形はありません。
ハウスメーカーに依頼する場合は事情を説明し、理解してもらうことが大切です。内部は高齢者でも生活可能な段差なしの部屋とし、必要な箇所に手摺を設置することが必要となります。介護が必要となっても暮らせるように、離れの居室をつくっておくと役立ちます。