モデルハウス見学へ行くならどこをどう見ればいい?
2019年06月09日
住宅展示場は、メーカーとのコミュニケーションの場なのです。複数のモデルハウスを見比べて、積極的な質問をするなどして、疑問点を解消したいものです。住宅展示場にある複数のモデルハウスは各社が自信を持って展示している物件です。カメラを片手に見学し、家事動線やメジャーによる寸法確認などのより、住宅を良く知ることが目的となります。物件資料を入手し、間取りや仕上げの確認を行いましょう。
モデルハウスがメーカーとのコミュニケーションの場となるのは、利用者にとっても会社にとってもメリットです。日本では住宅取得のためのコミュニケーションの場はほとんどありません。利用者はそこで積極的な質問をし、住宅に対する知識を深めたいものです。そこにいるのは各社のエース級の営業マンなので、大抵の質問には丁寧に答えてくれます。
住宅展示場で何を見るかは、依頼する会社を決めた人と、これからの人では異なります。まだ、住宅を建てようかどうか迷っている人や、どの会社に依頼するか決めていない人は、住宅の雰囲気や営業マンの態度を観察する程度に留めるのが上手な見方です。決める前の時点から細かな部分を調べても、あまり意味はありません。住宅の雰囲気を後でイメージできるように、カメラ持参で行き、写真をとるのは良いことです。
ある程度、依頼する会社を決めた場合や比較する必要のある場合は、細かな部分を調べることを目的とした見学が適しています。物件資料は必ずもらい、それを手にしながら間取りや家事動線をチェックします。メジャーを片手に必要な寸法を測定するのも良いでしょう。部屋に大きさは置いてある家具に惑わされることがあるので、メジャーによる測定は効果があります。キッチンでは流し台の高さを確認することや、浴槽の深さのチェックも大事です。
住宅展示場では、複数のモデルハウスを見学することができます。複数の会社を比較する方法として仕上げのチェックがあります。瓦屋根を使っているかどうかや、内部に自然素材を用いているかどうかを知るだけで、その会社の住宅に対する思い入れがわかるのです。瓦屋根を使っていない場合は現状の屋根が塗り替えなしで持つ期間を聞いてみましょう。芳しい答えが返ってくるかどうかを見極めることが必要です。床に無垢のフローリングが貼ってある会社は耐久性を重視しています。壁がビニルクロスでなく自然素材ならば、健康に配慮する姿勢があると判断できます。